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Vast Space、「人工重力」宇宙ステーションを2025年8月以降に打ち上げると発表(訂正)

2023.05.12 10:51

塚本直樹

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 Vast Spaceは米国時間5月10日、初の民間宇宙ステーション「Haven-1」を2025年8月以降に打ち上げると発表した。

 Heaven-1は円筒形状の宇宙ステーションで、回転によって人工重力を発生させる点が特徴となる。これにより、長期間の宇宙滞在の際に発生する、宇宙飛行士の骨密度や筋力の低下を防ごうとしている。

 Haven-1の打ち上げには、Space Exploration Technologies Corporation(SpaceX)の「Falcon 9」ロケットが使用される。さらに宇宙ステーションにて最大30日間滞在する4人のクルー「Vast-1」も、「Dragon」宇宙船により打ち上げられる予定だ。

 Vastは最終的には、長さ100メートルの「マルチモジュール回転式人工重力宇宙ステーション」の運営を目指している。その打ち上げは、SpaceXの次世代ロケット「Starship」が利用される予定だ。

(出典:Vast Space LLC)

【お詫びと訂正】(2023/05/15 11:55)初出時、Haven-1について「2025年8月までに打ち上げる」と記載していましたが、実際には「8月以降に打ち上げる」の誤りでした。訂正しお詫び申し上げます。

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