木星氷衛星探査機「JUICE」、打ち上げに成功--地球を撮影、2031年に到着予定

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木星氷衛星探査機「JUICE」、打ち上げに成功–地球を撮影、2031年に到着予定

2023.04.17 15:49

佐藤信彦

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 欧州宇宙機関(ESA)は日本時間4月14日、木星探査機「JUpiter ICy moons Explorer(JUICE)」の打ち上げを成功させた。木星到着は2031年の予定。

 JUICEは、ESAが中心となり、米国とイスラエル、日本が参加して進めている木星氷衛星探査ミッション。木星の「ガニメデ」「エウロパ」「カリスト」といった衛星を中心に観測する。これらの衛星には氷に覆われた海があり、生命やその痕跡が存在する可能性があるという。JUICEは、搭載された複数の観測機器を使って調査する。

木星の衛星を中心に観測(出典:ESA)
木星の衛星を中心に観測(出典:ESA)

 Arianespaceの「Ariane 5(アリアン5)」ロケットでフランス領ギアナのギアナ宇宙センターから打ち上げられた。当初、日本時間4月13日午後9時15分に打ち上げる予定だったが、落雷の恐れがあるとして、翌日に延期された。

 4月14日午後9時14分に打ち上げ、50分後にJUICEからの信号を受信、79分後に太陽電池アレイの展開を完了地球を撮影しつつ、木星へと向かい始めた。

打ち上げの瞬間(出典:ESA)
打ち上げの瞬間(出典:ESA)
JUICE打ち上げの様子(出典:ESA/YouTube)
離れていく地球を撮影(出典:ESA)
離れていく地球を撮影(出典:ESA)

 今後、月・地球フライバイを1回、金星フライバイを1回、地球フライバイを2回実施し、8年後の2031年の木星到着を目指す。その後、少なくとも3年にわたって観測を実施する計画

フライバイを繰り返し木星を目指す(出典:ESA)
フライバイを繰り返し木星を目指す(出典:ESA)

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