ニュース

JAXAと東レ共同開発の「過剰なほどの機能性」な素材のTシャツ、先行販売

2023.04.05 12:16

飯塚直

facebook X(旧Twitter) line

 東レグループで衣料品の製造・販売などを手掛けるディプロモード(東京都中央区)は4月4日、着心地や機能性、利便性、動きやすさに挑戦したポケットTシャツ「MOON-TECH 4D」をクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売を開始したと発表した。

 カラーバリエーションは、ホワイト、グレー、ネイビー、ブラックの4色に加え、宇宙飛行士の船内ユニフォームである「ブルースーツ」をイメージした「ディープブルー」もラインアップする。サイズは、S、M、L、XLの4サイズを用意。税込価格は1万1000円。Makuakeでは15%オフの超早割(税込9350円)などを用意する。

 目標金額は30万円。4月4日18時時点で309万2144円分の応援購入があり、プロジェクトは成功。同プロジェクトは「All in型」で実施され、目標金額の達成にかかわらず、プロジェクト終了日の5月30日までに支払いを完了した時点で応援購入が成立する。

宇宙飛行士のブルースーツをイメージしたディープブルー(出典:ディプロモード)
宇宙飛行士のブルースーツをイメージしたディープブルー(出典:ディプロモード)

 ディプロモードは、「先端技術による未来のファッション」の創造を目指す東レグループのDirect to Consumer(D2C)プロジェクト「MOONRAKERS」を運営している。

 同プロジェクトでは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と東レの共同開発宇宙技術を搭載した最新の先端素材使用商品「MOON-TECH」シリーズを2022年にローンチ。「先端スペーステクノロジーで地上生活をより快適に」というコンセプトのもと「過剰なほどの快適機能性」「着てない時でさえ気持ちいい利便性」が評価されているという。

 MOONRAKERSは商品のコラボレーションを拡大しており、今回、“先端素材+宇宙開発技術+特殊縫製”のトリプルコラボレーションによる「快適の、限界を超える」商品としてMOON-TECH 4Dをローンチした。

 MOON-TECH 4Dは、東レの最新素材である「FIELDSENSOR EX」をベースに、JAXAと東レのコラボレーションで生まれた、宇宙空間でも快適性を提供するという“先端スペーステクノロジー”を搭載している。

 “先端スペーステクノロジー”は、長期間の閉鎖された環境である宇宙ステーションでも、宇宙飛行士に快適な生活を提供するため、JAXAと東レが共同で開発した消臭機能や防汚機能を含む、12の機能性(吸汗速乾、汗ジミ防止、皮脂除去、抗菌、ストレッチ、透け防止、UVカット、マシンウォッシャブル・洗濯後の速乾、防シワ、ロングライフ)を有していると説明する。

 宇宙飛行士の船内活動着にも採用された「Membrana」(丸和繊維工業)の持つ運動時の動きや姿勢に対応して身体にフィットする特殊縫製技術「4D動体パターン」仕様で縫製した商品になるという。

「JAXA LABEL COLLAB」のロゴも入っている(出典:ディプロモード)
「JAXA LABEL COLLAB」のロゴも入っている(出典:ディプロモード)

 JAXAとのコラボレーションをベースに生まれた商品に対して許可される「JAXA LABEL COLLAB」のロゴマークを付与している。

Related Articles