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3月24日夜は金星食、国立天文台がライブ配信へ–九州南西部〜南西諸島で観測可能
2023.03.20 19:10
国立天文台(NAOJ)によると、3月24日の午後9時前後から金星食が起きる。ただし、観測できるのは九州南西部から南西諸島という限られた地域なので、国立天文台が同日の午後8時30分にYouTubeで開始するライブ配信に期待したい。
金星食は、金星の手前を月が通過することで、金星が月に隠される天体現象。3月24日は、日の入り後の西に金星と月が接近し、九州の南西部から南西諸島にかけての地域では、金星食となる。
ただし、金星食が始まるのは月の入り直前であるため、開始の観測が可能な地域でも金星が隠されたまま沈んでいってしまう場所が多く、全経過を見られない。五島では潜入開始から出現終了まで見られるものの、きわめて低空なので観測が難しい。
国立天文台は、解説などを交えつつ石垣島天文台からライブ配信する。配信内容は、午後8時から午後8時30分が準備配信、午後8時30分から午後9時30分が本配信。石垣島での金星食は、20時53分25秒に潜入開始、20時53分55秒に潜入終了となり、出現は見られない。
YouTubeでのライブ配信(出典:国立天文台/YouTube)