ニュース
宇宙ゴミと月面基地に関するさらなるルールが必要、NASAと米政府が主張
2023.03.02 10:35
米航空宇宙局(NASA)と米政府機関は、宇宙ステーションや月面基地を宇宙ゴミ(スペースデブリ)から守るために、新しいルールを早急に導入する必要があると発言している。
今回の発言は、ワシントンDCで現地時間2月23日に開催された、産業、教育、非営利ベンチャー企業の代表による国家宇宙会議にて飛び出した。同会議は、Kamala Harris(カラマ・ハリス)副大統領が議長をつとめている。
NASAで副長官をつとめるPam Melroy(パム・メルロイ)氏はライブストリームの会議にて、「宇宙探査に対する将来の障壁を避けるために、スペースデブリの規制が迅速に推奨される」と話した。
スペースデブリに関する問題では、中国やロシアだけが非難されているわけではない。Space Exploration Technologies(SpaceX)も自社の衛星により天文学や先住民による観測を妨害したと、批判されている。
現在は宇宙産業自身が責任を持って宇宙ゴミを除去し、汚染の少ないロケットを打ち上げ、すべての経歴や性別、民族を受け入れる労働環境を整えるように求められている。