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3Dプリンター製の宇宙ロケット、Relativity Spaceが3月8日に打ち上げへ

2023.02.27 14:14

塚本直樹

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 Relativity Spaceは公式Twitterアカウントで、世界初をうたう3Dプリント技術により製造された宇宙ロケット「Terran 1」を米国時間3月8日に打ち上げると宣言した。

 Terran 1は全長約33メートルのロケットで、質量比で85%の部品が3Dプリントされている。Relativity Spaceは同ロケットを「軌道飛行を試みる世界最大の3Dプリント物体」と呼んでおり、また将来的にはTerran 1の3Dプリント部品の比率を95%にまで引き上げる予定だ。

 Terran 1の打ち上げは、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から実施される。その目的は、顧客のペイロードを搭載しての打ち上げの前に、ロケットの性能を確認することだ。ロケット第1段には9基のイオンエンジンを搭載し、第2段にもイオンVacエンジンが搭載されている。

 Terran 1は地球低軌道(LEO)に最大1250kgのペイロードを打ち上げることができる。さらに全長66mの大型ロケット「Terran R」も発表しており、こちらはLEOに約2000kgのペイロードを打ち上げることが可能だ。

(出典:Relativity Space)

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