中国民間ロケットのSpace Pioneer、液体ロケット打ち上げへ

2023.02.22 08:37

　中国民間ロケット開発会社のSpace Pioneerは現地時間2月15日、液体ロケット「天龍2号」の初打ち上げを決定した。

　天龍2号は燃料に灯油と液体酸素を利用するロケットで、地球低軌道「LEO」へ2,000kg、太陽同期軌道（SSO）に1500kgのペイロードを投入できる。ロケットコアの太さは他の「長征」シリーズのロケットと同じ3.35mだ。

　中国国内の報道によれば、天龍2号は今年の第1四半期（1月〜3月）に打ち上げられる。打ち上げはゴビ砂漠にある酒泉衛星発射センターから実施されることになる。

　Space PioneerはシリーズB+、プレシリーズCの資金調達も実施している。これにより、同社は2018年以来で約30億元（約590億円）を調達したことになる。

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