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SpaceX、米宇宙軍向けの大型通信衛星打ち上げを実施

2023.02.09 10:30

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)は現地時間2月6日、「Falcon 9」ロケットの打ち上げを実施した。ロケットには、米宇宙軍向けの大型通信衛星が搭載されていた。

 今回の打ち上げは、フロリダ州のケープ・カナベラル宇宙軍基地から実施された。ロケットは、人工衛星を予定軌道へと無事に投入。その後、ロケットのブースターは海上に停泊していたドローン船「Just Read the Instructions」へと着陸した。

 Falcon 9に搭載されていた米宇宙軍の人工衛星「Amazonas Nexus」は、スペイン企業のHispasatが開発したものだ。同衛星はこれから6ヶ月以上かけ、静止軌道へと移動。そして15年の間、地上に通信を提供する予定だ。

 今回の打ち上げは、使用されたFalcon 9のブースターにとって6回目のミッションだった。以前に同ブースターは、日本の月探査船「Hakuto-R」も打ち上げている。SpaceXはFalcon 9と「Falcon Heavy」をあわせて、170回目の軌道打ち上げミッションを実施している。

(出典:SpaceX)

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