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NASA、3Dプリントによる次世代エンジンの燃焼試験を実施

2023.01.30 17:22

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は現地時間1月25日、3Dプリント技術を利用した「回転デトネーションエンジン」の燃焼試験を実施した。

 回転デトネーションエンジンでは燃料を制御された形で爆発させることで、エネルギー効率を高めることができる。また、エンジン自体の構造も小型化することが可能だ。

 今回のテストは、アラバマ州にあるNASAのマーシャル宇宙飛行センターの施設にておこなわれ、エンジンは12回以上、合計で10分近くも燃焼試験を実施した。これにより3Dプリントにより製造されたエンジンは、「少なくとも1分間は連続して燃焼できる」と、NASAは表明している。

 NASAによれば、回転デトネーションエンジンは月や火星探査ミッションにおけるロボット探査機、有人着陸機で使用される可能性があるという。また、次回は1万ポンド(約4,500kg)級エンジンの燃焼試験が予定されている。

(出典:NASA)

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