SpaceX、第2世代Starlink衛星の打ち上げ準備中–スマホとの直接通信に対応

2022.12.20 20:21

　Space Exploration Technologies（SpaceX）は米国時間12月16日、「第2世代Starlink（Gen2）」の打ち上げに関する書類を連邦通信委員会（FCC）に提出した。

　Starlinkでは地球低軌道（LEO）に大量の衛星を打ち上げることで、高速かつ低遅延な衛星インターネットを提供している。第2世代のGen2では衛星サイズを大型化し通信容量を拡大。また、スマートフォンとの直接通信にも対応する予定だ。

　FCCへの登録書類によれば、SpaceXは12月末までに第2世代Starlinkの打ち上げを開始する。既存ユーザーを第2世代Starlinkに接続するための60日間の一時許可（STA）を求めており、これが認められれば、FCCによる正式許可の前にも次世代衛星でのサービスを開始できる。

　SpaceXはこれまでに3600機以上の第1世代Starlink（Gen1）を打ちあげており、約3300機がまだ軌道上にあると推定されている。FCCは12月、7500機の第2世代Starlinkの打ち上げを許可した。

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