ISS接続中のソユーズ宇宙船で冷却水漏洩のトラブル、復旧に向けた工程開始

2022.12.20 08:08

　国際宇宙ステーション（ISS）に接続されたロシアの宇宙船「Soyuz（ソユーズ）」が冷却水の漏洩を起こした問題により、同宇宙船は12月16日にスラスターテストを実施した。

　ISSに係留されているSoyuz（MS-22）は、12月14日にカプセル外部の冷却水ループから冷却水が漏洩した。現時点でもこの問題は解決されておらず、ロシアやNASA宇宙飛行士による船外活動の延期が決定された。

　ロシアのエンジニアはSoyuzの調査の一環として、同宇宙船のスラスターの発射を実施した。エンジニアは「テストされたシステムは正常で、Soyuz内部の温度と湿度は許容範囲内だ。今後も追加の評価を続ける」と述べている。

　今回のSoyuzは9月にISSへと打ち上げられたものだ。今後はISSのカナダアームを利用して点検を続けるが、2023年に予定されている地球への帰還に利用できるかどうかは、現時点では不明です。

2022.12.09 12:03

2022.09.22 15:19

2022.09.15 11:11

2022.08.29 13:32

2022.01.19 11:22

最新記事