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アストロスケールの商業デブリ除去実証衛星、みずほ銀行などがパートナーに

2022.12.15 15:50

飯塚直

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 宇宙ゴミ(スペースデブリ)除去を含む軌道上サービスに取り組むアストロスケール(東京都墨田区)は12月15日、商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」(Active Debris Removal by Astroscale-Japan)でみずほ銀行など3社とマーケティングパートナーシップ契約を締結したと発表した。

 みずほ銀行のほか郵船ロジスティクス、キッズステーションが契約を締結。パートナー3社からADRAS-Jプロジェクトへの支援を通じて、宇宙の持続可能性(スペースサステナビリティ)の実現をともに目指すものとなる。

 アストロスケールは、大型デブリ除去などの技術実証を目指す宇宙航空研究開発機構(JAXA)の商業デブリ除去実証(Commercial Removal of Debris Demonstration:CRD2)フェーズIに選定され、ADRAS-Jを開発している。

 ADRAS-Jは、2022年度内にRocket Labのロケット「Electron」による打ち上げを予定。軌道投入後、非協力物体である日本のロケット上段への接近・近傍運用(Rendezvous and Proximity Operations:RPO)を実証する。長期間放置されたデブリの運動や損傷・劣化状況も撮影する。

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