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NASA「旅客機搭載の宇宙望遠鏡」が最終飛行

2022.12.15 13:19

塚本直樹

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 NASA(米航空宇宙局)の天体望遠鏡を搭載した航空機「Stratospheric Observatory for Infrared Astronomy(SOFIA)」が、引退後にアリゾナ州ツーソンのピマ航空宇宙博物館に展示されることが発表された。

 SOFIAはNASAとドイツ航空宇宙センター(DLR)が共同で開発した成層圏赤外線天文台で、改造した「ボーイング747-SP」に106インチ(約2.7メートル)の反射望遠鏡を搭載。夜間における天体観測を実施してきたが、2022年9月29日に運用を終了した。

 SOFIAはこれまで、月の太陽光の当たる場所における水の発見、近傍銀河の磁場マッピング、ビッグバン後の宇宙で最初の分子であるヘリウム水素化合物の初観測などをおこなってきた。

 SOFIAは12月13日にカリフォルニア州のNASAアームストロング飛行研究センターからピマ航空宇宙博物館まで、最終飛行を行う予定だ。

(出典:NASA/Jim Ross)

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