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中国、宇宙ステーション「天宮」の拡張を検討

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　中国空間技術研究院（CAST）の高官は、宇宙ステーション「天宮（てんぐう）」に新たなモジュールの追加の検討をしていることを明かした。

　天宮は3機のモジュールからなる宇宙ステーションで、11月に最後のモジュール「夢天（むてん）」が設置されたことで基本形が完成。宇宙船「神舟15号」により新たな宇宙飛行士も迎え、現在も運用が続けられている。

　CASTで宇宙ステーションシステムの司令官をつとめる王翔氏によれば、「現在の設計では、天宮の前方部分にドッキングする拡張モジュールを打ち上げることができる。この拡張モジュールは、後続の宇宙船とドッキングするための新しいハブとなる」と説明している。

　「追加モジュールは宇宙飛行士にとってより快適な環境を提供し、モジュール内外の科学的ペイロードの運用にも役立つだろう」と、王翔氏は述べた。