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中国の宇宙ステーション「天宮」、基本形が完成

2022.11.07 16:50

塚本直樹

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 中国宇宙ステーション「天宮(てんぐう)」への新モジュール「夢天(むてん)」の設置が11月3日に完了したことで、同宇宙ステーションの基本形が完成した。

 天宮は中国が運用する宇宙ステーションで、コアモジュール「天和(てんわ)」が2021年4月に、そして実験モジュール「問天(もんてん)」が2022年7月に打ち上げられた。現在は、3人の宇宙飛行士が宇宙ステーションに滞在している。

 10月31日に打ち上げられた夢天は、13時間後に天宮の前方ポートにドッキング。その後にモジュールを90度回転させ、前方ポートからドッキングハブのサイドバースへと移動。これにより、T字型の天宮宇宙ステーションが完成したことになる。

 天宮の宇宙飛行士は今後、同宇宙ステーションのシステムテストに携わることになる。また年内には、次の乗組員が搭乗する宇宙船「神舟15号」を迎え入れる予定だ。天宮は少なくとも数年間は運用する計画で、今後は商業ミッションを受け入れる可能性もある。

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