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成層圏に到達した気球からロケット発射、カナダのスタートアップ SpaceRydeが打ち上げ実施へ

2022.11.18 09:30

塚本直樹

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 カナダのロケット開発スタートアップSpaceRydeは米国時間11月15日、オランダのISILaunchのペイロード打ち上げを4回実施すると発表した。

 2018年に設立されたSpaceRydeは、軌道上や月へと荷物を輸送するインフラ「Rocket Network」を構想している。これは成層圏に達する気球「Flying Spider」を第1段として利用し、ロケットを持ち上げる。「Ryder」ロケットの上段は「Black Bay」と呼ばれ、軌道上での物資輸送やサービスを担当する。

 ISILaunchは25万ドル(約3500万円)を支払い、Flying SpiderとRyderによって25キログラムのペイロードを打ち上げる。ミッションは2024年に開始される予定だ。一方で、Flying SpiderとRyderの試験飛行は2023年に予定されている。

 SpaceRydeで最高収益責任者(CRO)をつとめるNegar Feher(ネガール・フェヘール)氏は、「SpaceRydeの上段は再使用が可能であり、我々のロケットネットワークを構築することで定期的な収入を得ることができる」と述べている。

(出典:ISILaunch)

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