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ジェームズ・ウェッブ、微小隕石避けるため観測計画を変更

2022.11.17 18:03

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は米国時間11月15日、James Webb(ジェームズ・ウェッブ)宇宙望遠鏡にて微小隕石を避けるために、観測計画を変更すると発表した。

  2021年12月に打ち上げられたジェームズ・ウェッブは、折りたたみ式の直径6.5mの主鏡が特徴だ。以前には搭載した中間赤外線観測装置(MIRI)にトラブルが発生していたが、こちらの問題は解決済み。また今年5月には、主鏡に流星塵が衝突するというトラブルも発生していた。

 NASAによれば、ジェームズ・ウェッブの主鏡には過去数ヶ月の間に、14個の微小隕石が衝突しているという。現時点ではこれによる観測結果への影響は出ていないが、今後は小流星群に直面しないように、望遠鏡の運用を調整するという。

 具体的には来年の夏からは、主鏡を観測中に小流星群へと向けないようにする。一方で観測方向に微小隕石が少ない場合には、予定どおりにミッションをおこなう。これによって観測スケジュールはより複雑になるが、主鏡への影響を軽減できることになる。

(出典:ESA, NASA, S. Beckwith (STScI) and the HUDF Team, Northrop Grumman Aerospace Systems / STScI / ATG medialab)

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