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天地人、月に対応の土地評価エンジン–11月8日の皆既月食をシミュレーション
2022.11.04 15:00
JAXAベンチャーである天地人(東京都港区)は11月2日、土地評価エンジンの月版「天地人コンパス MOON」の提供を開始した。11月8日の皆既月食に向けて、月食の前や最中、その後までのシミュレーションに使えるという。
本物の月をリアルタイムで再現しており、月食の見頃(日本時間の午後7時時過ぎから午後9時頃)にどのような見え方がするのかを予習できる。
天地人コンパスは、地球観測衛星のビッグデータをはじめとする、さまざまなデータをもとに、解析、可視化、データ提供を総合的に行う土地評価サービス。
農業生産から都市開発まで、さまざまな目的に合わせてカスタマイズでき、ビジネスで最適な土地を宇宙から見つけられるのが特徴。世界中のどんな地域でも比較できるため、例えば農業分野での栽培適地や栽培に適した品種を探すといった利用ができるという。
天地人コンパス MOONは、宇宙ビッグデータを活用して月を分析できるという土地評価エンジン。無料で利用でき、アカウント登録などをしなくても利用可能。月面の距離や面積、クレーターの大きさを確認することにも対応している(距離・面積機能の活用例は11月8日に公開予定)。
面積や距離、地形は、着陸地点や探査目標を検討するにあたって必要不可欠な情報となることから、今後は月の3D地形情報の分析機能を強化し、月面開発に貢献できるサービスを目指すとしている。