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DARPA、超低軌道衛星の設計にSpire Globalを選定–電離層の特性を研究
2022.11.04 08:08
DARPA(国防高等研究計画局)は米国時間11月1日、大気圏上層部の高周波電波を研究する小型衛星の設計に、Spire Globalを選定したと発表した。
DARPAの「Ouija」プログラムでは、大気圏上層部から宇宙空間下部に存在する「電離層」での高周波(HF)電波の振る舞いを研究する。そして宇宙空間の高周波ノイズ環境を定量化し、電離層の理解を深めることを目的としている。
Spire Globalは気象データの収集、船舶や航空機の追跡、その他の宇宙ベースのサービスを顧客に提供するためのセンサーを搭載した「Low Earth Multi-Use Receiver(LEMUR)」を100機以上の運用している。OuijaではこのLEMURを改良し、利用することとなる。
DARPAは今年5月にOuijaのプログラムをスタートさせた。同局は電離層における電波の研究が、電波信号に依存する軍事兵器システムの性能強化に役立つと述べている。