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Celestronの地上望遠鏡「RASA」を宇宙向けに改良–深宇宙の暗い天体も追跡可能

2022.09.29 11:19

塚本直樹

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 宇宙関連企業のTransAstraは米国時間9月27日、望遠鏡メーカーのCelestronと共同で、Celestronの地上望遠鏡「Rowe-Ackermann Schmidt Astrograph(RASA)」を宇宙向けに改良すると発表した。

 TransAstraは2023年にかけて、RASAの設計を修正し、素材を変更することで、放射線の照射や温度変化、打ち上げによる衝撃の負荷に耐えられる望遠鏡を製造するとしている。

 今回のパートナーシップにより、TransAstraの「Optimized Match Filter Tracking(OMFT)」システムを利用し、深宇宙の暗い天体を追跡する地上用と宇宙用の両方に対応するRASAを製造する予定である。

 TransAstraの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるJoel Sercel氏は、「3~4台の安価な望遠鏡を衛星に搭載すれば、宇宙開発企業や政府機関は宇宙にある衛星を監視し、スペースデブリをピンポイントで特定することができる」と述べている。「我々は中地球軌道から月を越え、トースターほどの大きさのターゲットを観測できるセンサーを設計している」

 CelestronのCEOであるCorey Lee氏は、「この分野に進出するために必要な経験とソフトウェアの専門知識を持つパートナーを必要としていた」と語っている。

(出典:TransAstra)

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