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Orbit Fab、軌道上でのヒドラジン燃料補給サービスを発表–早ければ2025年から

2022.09.01 07:30

　米Orbit Fabは軌道上での他の人工衛星に対する、ヒドラジン燃料の補給サービスを発表した。

　Orbit Fabは、軌道上での燃料補給サービスの提供に取り組む会社だ。以前には地球静止軌道（GEO）を周回する、アストロスケールホールディングスの寿命延長衛星（Life eXtension In-Orbit：LEXI）にOrbit Fabの燃料運搬船が最大1トンのキセノン推進剤を補給するという契約を締結している。

　今回の発表によれば、Orbit Fabは早ければ2025年から、最大100kgのヒドラジンを補給できるデポと燃料シャトルによる、人工衛星への補給サービスを開始する。このデポは、燃料補給のために自ら移動できる宇宙船もサポートすることになる。

　補給される最大100kgのヒドラジン燃料の価格は2000万ドル（約28億円）となる。同社が補給燃料の価格を公開するのは、今回が初めて。Orbit Fabはデポの設計は「基本的に終わっている」としており、燃料シャトルの設計も進めている。

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