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再利用可能な中型ロケット「Nova」を開発–米Stoke Spaceが約400億円を調達
2025.01.16 17:38
再使用可能な中型ロケット「Nova」を開発している米Stoke Spaceは現地時間1月15日、2億6000万ドル(約406億円)を調達したと発表した。
Novaは1段目と2段目の両方が再使用可能なロケットで、1段目は液化天然ガス(LNG)/液体酸素(LOX)ロケット、2段目は液体水素(LH2)/LOXを推進剤としている。100%再利用型だと地球低軌道(LEO)に3000kgの貨物(ペイロード)を打ち上げられる性能という。
打ち上げ後に指定した地点に降下、着陸した後、24時間以内の再打ち上げが可能と説明。2023年9月に2段目の試作機「Hopper2」による垂直離昇と着陸に成功した。
今回、Stoke SpaceはシリーズCラウンドとして、2億6000万ドルを調達した。2023年10月に実施された1億ドル(約156億円)のシリーズBを含め、これまでに総額4億8000万ドル(約749億円)を調達している。
調達した資金は、Novaの開発とケープカナベラル宇宙軍基地の打ち上げ施設「Launch Complex 14」の改修に使用される。Launch Complex 14は年内に完成する見込みで、同施設がNovaの打ち上げ拠点となる。