Stoke Space、1億ドルを調達--2段目も再利用可能なロケット「Nova」を開発

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Stoke Space、1億ドルを調達–2段目も再利用可能なロケット「Nova」を開発

2023.10.16 10:59

佐藤信彦

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 再利用可能な2段式ロケットを開発する米Stoke Spaceは、シリーズB投資ラウンドで1億ドル(約150億円)を調達した。累計調達額は1億7500万ドル(約262億円)となった。

 Stoke Spaceは、1段目だけでなく2段目の再利用も可能なロケット「Nova」を開発中。いずれも打ち上げ後に指定した地点へ降下して着陸できる。ロケットは再利用可能で、24時間以内に再び打ち上げ可能としている。

 1段目と違って2段目は宇宙空間に到達するため、着陸するには大気圏に再突入しなければならない。そのため、Novaの2段目には、再突入時の熱からロケットを守る耐熱シールドが設けられる。

開発中のロケット(出典:Stoke Space)
開発中のロケット(出典:Stoke Space)

 2段目のプロトタイプ機の飛行試験「Hopper2」を、9月に米ワシントン州モーゼズレイクにある同社の試験場で実施。予定通り垂直浮上と垂直着陸を成功させた。

2段目プロトタイプの試験飛行(出典:Stoke Space)
2段目プロトタイプの試験飛行(出典:Stoke Space)

 Stoke Spaceに対しては、トヨタ自動車のベンチャーキャピタルであるToyota Venturesが出資している。

Stoke Spaceの紹介ビデオ(出典:Stoke Space/YouTube)

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Stoke Spaceプレスリリース



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