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小型SAR衛星8号機「アマテル-IV」、8月17日午前3時に打ち上げ–QPS研究所
2024.08.16 15:00
QPS研究所(福岡市中央区)は8月16日、小型の合成開口レーダー(SAR)衛星「QPS-SAR」8号機(アマテル-IV)が日本時間8月17日午前3時20分に打ち上げられると発表した。太陽同期軌道(SSO)に投入される予定。
米カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地からSpace Exploration Technologies(SpaceX)の「Falcon 9」ロケットで相乗りミッション「Transporter-11」打ち上げられる(Transporter-11では、米NVIDIAのGPU「Jetson Orin NX」も打ち上げられる)。Transporter-11の打ち上げはSpaceXウェブサイトで10分前からライブ配信される予定。
QPS-SARの1号機と2号機は実証試験機に位置付けられ、それぞれ「イザナギ」と「イザナミ」という愛称が付けられている。2021年1月に打ち上げられた2号機のイザナミは軌道高度が低下し、運用が終了。運用を終了するための調整をしている。2019円12月に打ち上げられた1号機のイザナギは運用が続けられている。
SSOに入る予定のものには天照大御神の別称である「アマテル(AMATERU)」と命名。QPS-SARプロジェクトでは、衛星ごとではなく、軌道ごとに愛称を付けており、今回の8号機はSSOの予定で3号機、4号機、6号機に続いく4機目であることから、アマテル-IVとなる。
3号機「アマテル-I」と4号機「アマテル-II」は「イプシロン」ロケット6号機の打ち上げ失敗で喪失。6号機「アマテル-III」は2023年6月に打ち上げられ、日本の民間SAR衛星で最高精細という分解能46cmの画像取得に成功している。
傾斜軌道を周回する、5号機「ツクヨミ-I」は2023年12月に打ち上げ、7号機「ツクヨミ-II」は2024年4月に打ち上げられた。ツクヨミ-Iとツクヨミ-IIは画像取得にも成功している。
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QPS研究所プレスリリース