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【画像】SAR衛星が撮影した「エッフェル塔」–QPS研究所の「ツクヨミ-II」、高精細モード使用

2024.05.24 11:14

小口貴宏(編集部)

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 小型の合成開口レーダー(SAR)衛星を手掛けるQPS研究所(福岡市中央区)は、小型SAR衛星「QPS-SAR」7号機「ツクヨミ-II」の高精細モードによる取得画像を公開した。

エッフェル塔

 SAR衛星は、衛星から電波(マイクロ波)を発射し、その反射を捉えて地表を観測する衛星だ。電波は雲を透過し、光も不要なため、夜間や悪天候時でも撮像が可能となる。

 ツクヨミ-Ⅱの高精細モードは、衛星の進行方向を示す「アジマス」と、衛星の進行方向と直交方向を示す「レンジ」の両方で46cm分解能での観測できる。これは、日本の民間SAR衛星では最高性能だ。

 今回公開された画像では、曇りのパリ都心部や、マルセイユ、成田空港など各地を高精細モードで撮影している。QPS研究所の公式サイトではこれ以外の画像も公開している。

パリ都心部
凱旋門
マルセイユ
成田空港

関連:QPS研究所

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