ニュース
民間人宇宙飛行「ポラリス」第1弾、7月31日に打ち上げ–史上初の宇宙遊泳も予定
民間人宇宙飛行計画「Polaris Program」の第1弾ミッションである「Polaris Dawn」が米国時間7月31日に打ち上げられることが、公式X(旧Twitter)アカウントから発表された。
Polaris Dawnは、米Shift4 Paymentsの最高経営責任者(CEO)であるJared Isaacman氏が資金を提供する、最大3回の飛行が予定されているPolaris Programの初飛行ミッションになる。Space Exploration Technologies(SpaceX)のロケット「Falcon 9」で打ち上げ、民間人4人が搭乗する宇宙船「Crew Dragon」は地球軌道を周回する。史上初の民間人による宇宙遊泳(船外活動=EVA)も予定されている。
Polaris Dawnでは、Isaacman氏のほか、退役した米空軍のScott Poteet氏、SpaceXでエンジニアを務めるSarah Gillis氏とAnna Menon氏が参加する。プロジェクトの代表によれば、ミッションの複雑さにより、当初の打ち上げ予定だった2022年後半から今夏まで打ち上げが延期された。
「追加された時間は、これらのミッションの目標の達成と、Dragonと乗務員の安全な打ち上げと帰還を確実にするために、必要な開発時間を提供する」と、Polarisの公式アカウントは述べている。
Polaris Dawnの打ち上げは当初2022年第4四半期(10~11月)を予定していたが、2022年12月、2023年3月、2024年4月などと繰り返し延期されている。