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ヴァージン・ギャラクティック、「ユニティ」で最後の商業宇宙旅行–後継は2026年に運用開始
米Virgin Galacticは米国時間6月8日、宇宙船「VSS Unity」による7回目の商業飛行ミッション「Galactic 07」を実施した。
準軌道(サブオービタル)を飛行するVSS Unityは航空機「VMS Eve」で空中から打ち上げられ、自力で滑走路に帰還できるスペースプレーンだ。VSS Unityの運用は今回で終了し、その後のミッションは新型の宇宙船“Delta Class(デルタ級)”に引き継がれる。
Galactic 07は、VSS Unityにトルコ人宇宙飛行士と3人の宇宙旅行者、2人のパイロットの合計6人が搭乗し、ニューメキシコ州のSpaceport Americaから打ち上げられた。宇宙船は高度87.5kmに到達し、その後無事に地上に帰還した。
VSS Unityはこれまで7回の商業宇宙飛行を含む、12回の有人宇宙飛行を実施した。デルタ級は、少なくとも週2回の飛行が予定されている。Virgin Galacticは、2026年までに2機の宇宙船を製造し、運用する予定だ。米Axiom Spaceも、Virgin Galacticと複数回の飛行で提携している。