日食撮影とシミュレーションに特化--PCソフト「エクリプスナビゲータ5」発売

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日食撮影とシミュレーションに特化–PCソフト「エクリプスナビゲータ5」発売

2024.03.05 16:43

UchuBizスタッフ

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 アストロアーツは、日食撮影とシミュレーションに特化したPCソフトの新版「エクリプスナビゲータ5」の発売を2月28日に開始した。同社オンラインショップ限定で購入可能。税込価格は1万6800円。

 エクリプスナビゲータは、日食の計算に必要な「ベッセル要素」や月の縁の形状などのデータで高精度で日食をシミュレーションできるソフトウェア。対応OSはWindows 10/11(64ビット)。

 日食が見える時刻や方向、観測地ごとの見え方の違い、撮影の構図などを事前に調べることが可能。日食当日にはカウントダウン機能でリアルタイムに接触時刻を確かめられるという。

 新版のベッセル要素は1990年代~2040年代の日食データを収録。月縁形状は2009~2024年の皆既日食、金環日食のデータを収録。皆既日食のダイヤモンドリングの時刻や見える位置、金環日食のベイリーズビーズの見え方などの正確に分かると説明。新版の新機能としては、拡大表示や時刻表表示、世界地図など7つのウィンドウで日食を多角的にシミュレーションできるという。

 外部コマンドの呼び出し機能が搭載され、減光フィルター交換を撮影スケジュールに組み込むことも可能。ライブビュー機能でモニター上で撮影状況を確認したり、撮影設定を変更したりすることもできるようになっている。

 新版では、キヤノンやニコン、ソニー製の主なデジタル一眼カメラ、ZWOやPlayer One製の主なCMOSカメラにも対応し、スケジュールに沿った自動撮影も可能としている。

 米国時間4月8日にあるメキシコからアメリカ、カナダでみられる北米縦断皆既日食についても、現地の複数の観測地にあわせてデータを知ることが可能。2030年6月に北海道でみられる金環日食、2035年9月に北陸から北関東の地域でみられる皆既日食についても、シミュレーションで楽しんだり観察計画を立てたりといったことが可能としている

エクリプスナビゲータ5画面(出典:アストロアーツ)
エクリプスナビゲータ5画面(出典:アストロアーツ)

関連情報
アストロアーツプレスリリース(PR TIMES)

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