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ISSに宇宙飛行士を運ぶ「クルー8」打ち上げ、宇宙船にはなぜか犬のぬいぐるみ
Space Exploration Technologies(SpaceX)は米国時間3月3日、「Falcon 9」ロケットで4人の宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に送り込む「Crew-8」ミッションを米フロリダ州のケネディ宇宙センター(KSC)の第39A発射施設から打ち上げた。
打ち上げから12分15秒後、Falcon 9の上段は宇宙船「Crew Dragon」を分離。ISSへのドッキングは3月5日午後5時(日本時間3月6日午前7時)を予定している。宇宙飛行士はISSに6カ月滞在し、微小重力環境で200以上の科学実験と実証実験を予定している。
Crew Dragonの内部には、宇宙空間に到達し微小重力環境になったことを表示する「ゼロGインジケーター」が搭載されている。今回のミッションでは、ゼロGインジケーターとして犬のぬいぐるみが選ばれた。
Crew-8でISSに搭乗するのは、米航空宇宙局(NASA)に所属するMatthew Dominick氏やMichael Barratt氏、Jeanette Epps氏にロシアのAlexander Grebenkin氏。Barratt氏は3回目の宇宙飛行だが、ほかの3人は今回が初の宇宙飛行。
Crew-8でコマンダー(船長)を務めるのはDominick氏、パイロット(操縦士)を務めるのはBarratt氏。Epps氏とGrebenkin氏はミッションスペシャリスト。