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ユーテルサット、衛星ブロードバンド「ワンウェブ」アップグレード計画を縮小
2024.02.20 17:15
仏通信衛星事業者のEutelsat(ユーテルサット)は現地時間2月16日、同社の衛星ブロードバンドサービス「OneWeb」のアップグレード計画を縮小すると発表した(EutelsatとOneWebは2023年10月に合併)。
OneWebは地球低軌道に多数の衛星を打ち上げることで、高速かつ低遅延なブロードバンド接続を提供する計画だ。2023年2月にEutelsatは、アップグレード版となる「OneWeb Gen 2」の入札計画を発表していた。
EutelsatはOneWeb Gen 2の配備を延期する代わりに、長期契約を結んでいる顧客向けのサービス容量の追加に注力するという。Eutelsatで最高経営責任者(CEO)を務めるEva Berneke氏は「第2世代コンステレーション向けの予算となる40億ドル(約6000億円)の約3分の1を削減することができる」と述べている。
OneWebの633機の現行世代の衛星のほとんどは、2020~2023年に打ち上げられ、2027~2028年が寿命となっている。Eutelsatは以前、OneWeb Gen 2の規模は、現行世代よりも小さくなる可能性があると述べていた。