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中国スペースプレーン「神龍」、物体を放出?–1個からは過去と同様の信号

2023.12.19 17:50

塚本直樹

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 中国スペースプレーンとみられる再使用可能実験宇宙機「神龍」(Shenlong)から6個の物体が放出されたことが、アマチュア天文家のScott Tilley氏により報告されている。

 神龍は現地時間12月14日に「長征2号F」(Long March 2F:LM-2F)ロケットで打ち上げられた。ミッションの目的は明かされていないが、さまざまな技術検証や実験の実施が予測されている。

アマチュア天文家Scott Tilley氏ツイート

 Tilley氏によれば、放出された6個の物体のうち「A」は、中国の宇宙機が過去のミッションで放出した物体が発する信号と似た信号を発しているという。一方で「D」「E」は、なんのデータもともなわないプレースホルダー信号を発しているようだ。

 Tilley氏は「神龍は以前の2回のミッションと同様の軌道に打ち上げられたが、以前とは異なる電波挙動を示している。Aはほぼ円軌道を描いているが、DとEはかなりの楕円軌道だ」と語っている。

長征2号Fは酒泉衛星発射センターから打ち上げられた(出典:CASC)
長征2号Fは酒泉衛星発射センターから打ち上げられた(出典:CASC)

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Scott Tilley氏X(旧Twitter)アカウントツイート
Space.com

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