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JAL、飛行機で宇宙を学ぶツアー–宇宙飛行士の試験を紹介、宇宙食アイスを実食

2022.06.23 12:36

飯塚直

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 日本航空(JAL)とジャルパックは6月21日、空の上で科学や宇宙を学べるツアー商品「未来の宇宙飛行士へ! お空の上de宇宙を学ぶ」を7月24日に催行すると発表した。成田空港発着のチャーター便で約3時間の飛行時間を予定する。

 今年は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)で13年ぶりに宇宙飛行士が募集されるなど、あらためて宇宙に注目が集まっていることなどを受け、「宇宙栄養・食糧学」の研究開発を行う徳島大学宇宙栄養研究センターがあるなどの地の利を生かし、客室乗務員などの社員で結成する地域振興支援プロジェクト「JALふるさと応援隊」徳島県担当メンバーが発案、企画したという。「空の上で科学や宇宙を学んでほしい」という思いから“STEAM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)”教育の観点も取り入れたとしている

 ゲストとして、第5期(2008~2009年)宇宙飛行士選抜ファイナリストで現在はJAXAで新型の宇宙船開発に携わる内山崇氏、徳島大学宇宙栄養研究センター長の二川健氏、JALの社内宇宙プロジェクトチーム「JAL Space Circle」が参加する。

 内山氏は出発前の搭乗ゲートで「宇宙飛行士選抜試験の様子やどんな人が宇宙飛行士に向いているか」などを解説するほか、二川氏は機内で「宇宙食」の実食体験などを交えて食についてレクチャーするという。

 実食体験では、水を入れて60分でできあがる「宇宙食おにぎり」や「宇宙食アイス」などを提供する。アイスは、機内で提供しているアイスとの食べ比べも楽しめると説明する。

 運航スケジュールは、午後1時45分に離陸して午後4時45分に着陸する予定。座席はエコノミーとビジネスの2クラス制で、料金は1万9000円(エコノミー、中央席)から。最少催行人数は135人。

 応募は6月26日まで、JALの特設サイトで受け付ける。

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