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月でも周波数規制を–ITUが電波利用で提言
2023.10.27 10:44
国際電気通信連合(ITU)の関係者が、月における通信規制が将来の議題になる可能性について述べた。米SpaceNewsが報じた。
2023年の世界無線通信会議(WRC)は11月20日からドバイで開催される。この会議では2027年の議題も決定されることになっている。
それに先駆けて開催されたパネルディスカッションで、ITUの無線通信部門(ITU-R)のJoanne Wilson氏は「宇宙経済の構築などにかかる時間を考えれば、月面だけでなく、他の惑星での周波数の規制に対するアプローチが必要だ」と述べた。
ITUは2023年7月に公開した記事でも、「ミッションプランナー、エンジニア、科学者、建築家、規制の専門家は、すべてのユーザーのために十分な無線周波数のアクセスを確保するために協力しなければならない」としていた。
米連邦通信委員会(FCC)は、月面での通信のための最初のライセンスを発行している。Intuitive Machines社への認可では、11月にも打ち上げられる月ミッション「IM-1」で飛行する着陸船「Nova-C」との通信をカバーしている。
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SpaceNews