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Rocket Lab、破産したVirgin Orbit本社にエンジン開発施設を設置
2023.10.10 14:00
Rocket Labは、破産したVirgin Orbitの本社に新たなエンジン開発センターを設置した。
航空機から小型ロケット「LauncherOne」の打ち上げを手掛けていたVirgin Orbitは、2023年4月に破産。同社の資産は競売にかけられていた。
一方のRocket Labは、Virgin Orbitの主要製造施設のリースと機械設備を1610万ドル(約24億円)で落札し、次世代ロケット「Neutron」の製造を拡大すると表明していた。
カリフォルニア州のロングビーチにあるこの施設を、Rocket Labは「Electron」ロケットの「Rutherford」エンジンと、Neutronの「Archimedes」エンジンの両方の製造に利用する。
施設の売却前、Rocket Labはすぐ近くでエンジンを生産する予定だった。同社で最高財務責任者(CFO)を務めるAdam Spice氏は「そうすることもできたが、それでは宇宙システム事業を拡大することはできなかっただろう。おそらく、ロケット事業よりも宇宙システム事業の方が大きな可能性を秘めている」と語った。
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