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Sierra SpaceとRedwire、商業宇宙ステーション向けバイオ研究で提携
2023.08.23 17:48
Sierra SpaceとRedwireは8月21日、商業宇宙ステーションにおけるバイオテクノロジーの研究プラットフォーム開発で提携すると発表した。この提携は、地球低軌道(LEO)での製薬やバイオテクノロジーの研究開発に焦点を当てている。
今回の提携では、Sierra Spaceが開発する商業宇宙ステーション用の膨張式モジュール「Large Integrated Flexible Environment (LIFE)」の使用を想定している。
LIFEは通常のロケットで打ち上げられ、軌道上で3階建てビル相当のサイズまで膨張する。そして製造や製薬、その他の産業に対して微小重力環境を提供することを計画している。2022年以降、すでに4回の地上試験が完了しており、2023年秋には実寸大での地上試験も計画されている。
そしてRedwireは、LIFEに設置する実験モジュールを提供する。これには、同社が以前に国際宇宙ステーション(ISS)用に開発した装置、例えばバイオ実験用の「Advanced Space Experiment Processor(ADSEP)」などが含まれる。
Sierra Spaceで最高経営責任者(CEO)を務めるTom Vice氏は「宇宙で最も重要な産業革命が進行しており、地球上の困難な問題に対して、解決策を提供するための最初の微小重力工場を建設している」と述べた。
両社は、実験プラットフォームを搭載したモジュールの実用化時期については明言しなかった。Sierra SpaceはLIFEモジュールを用いた膨張式宇宙ステーション「Pathfinder」の建設を目指している。
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