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宇宙を活用したビジネスアイデアコンテスト「S-Booster」、応募締め切りは6月12日
2023.05.30 12:42
宇宙を活用したビジネスアイデアコンテスト「S-Booster」の応募が始まっている。6月12日の午後5時まで応募できる。
S-Boosterは、日本国内はもちろん、アジア、オセアニア地域の個人やスタートアップ企業、グループを対象にしている。ロケットや衛星、民間の宇宙ステーションなど宇宙空間のビジネスに加えて、衛星データや技術、宇宙で活用できる資源を活用した地上のビジネスも対象にしている。
優れたアイデアは、専門家による助言などを得ながら事業化への支援を受けることができる。最終選抜会では、投資家や事業会社などの前でビジネスアイデアをアピールできる。ビジネスマッチングの機会だが、賞金が授与されることで事業化への支援も受けることができる。
賞金は最優秀賞が1000万円、審査員特別賞が100万円、アジア・オセアニア賞が100万円、スポンサー賞が50万円。スポンサー賞はコンテストのスポンサーであるANAホールディングスや資生堂、スカパーJSAT、ソニーグループ、本田技術研究所、三井物産、横河電機、LocationMindから贈られる。
コンテストは内閣府 宇宙開発戦略推進事務局が主催。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が共催。JAXA賞とNEDO賞では、JAXAとNEDOからの事業化への支援が受けられる。
前回の「S-Booster 2022」では、MJOLNIR SPACEWORKSによる「ハイブリッドエンジンの大量生産・販売」が最優秀賞に選ばれている。
事業化を目指す意思がない場合の応募は不可としている。すでに機関投資家から資金を調達しているアイデアも応募できない。エンジェル投資家からの資金を調達している場合は応募できる。