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月探査「Artemis V」、有人着陸船をBlue Originなどが開発–2029年を予定

2023.05.22 14:14

佐藤信彦

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 米航空宇宙局(NASA)は、月探査計画「Artemis(アルテミス)」の第5回ミッション「Artemis V」で使用する月着陸船について、Blue Originが主導する「National Team」に開発を委託した。National Teamには、Lockheed MartinとCharles Stark Draper Laboratory、Boeing、Astrobotic Technology、Honeybee Roboticsが参加している。

 Artemis Vは、2029年に予定されているミッション。Blue Originらは、専用の月着陸船「Blue Moon」を開発する。

Blue Originなどが開発する月着陸船「Blue Moon」(出典:Blue Origin)
Blue Originなどが開発する月着陸船「Blue Moon」(出典:Blue Origin)

 Blue Moonは、月周回軌道で待機する有人拠点の宇宙ステーション「Gateway」から宇宙飛行士を乗せて月へ向かい、月面のどこにでも着陸できるという。燃料は、液体酸素(LOX)と液体水素(LH2)を使う。LOXとLH2は将来、月の氷から製造できる可能性があるという。

 Artemis Vでは、まずロケット「Space Launch System(SLS)」で宇宙船「Orion(オライオン)」を打ち上げ、宇宙飛行士4人をGatewayへ運ぶ。そして、2人がBlue Moonに移り、月の南極付近に着陸。月面に約1週間滞在し、科学調査や月面探査などする計画。

 Blue OriginらとNASAとの契約には、Artemis Vの有人ミッションを実施する前に行う、1回の無人試験ミッションが含まれる。契約金額は34億ドル(約4680億円)。

NASAに対するNational Teamのプレゼンテーションビデオ(出典:Blue Origin/YouTube)



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