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中国Orienspace、2023年後半に固体ロケットを初打ち上げへ
2023.05.08 11:19
中国民間宇宙開発企業のOrienspaceは、2023年後半に「Gravity-1」ロケットの初打ち上げを実施する見通しと表明した。
Orienspaceは、移動式の海上プラットフォームからの打ち上げを目指している。Gravity-1は3段の固体ステージと4基のサイドブースターで構成され、地球低軌道(LEO)や太陽同期軌道(SSO)への輸送能力を持つ。
OrienspaceでCEOを務めるYao Song氏によると、同社はすでに数百の衛星打ち上げを受注している。また、Gravity-1は世界で最も高性能な全段固体ステージのロケットになるとも述べている。
Orienspaceは山東省海陽市の海上プラットフォームにて、Gravity-1の打ち上げをおこなう。また、液体ステージと固体ステージを組み合わせた「Gravity-2」や、再使用型ロケット「Gravity-3」の開発もすすめている。