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SPACE COTAN、商業宇宙港「北海道スペースポート」を指定管理者として運営
2023.04.07 11:36
SPACE COTAN(北海道大樹町)は4月6日、商業宇宙港「北海道スペースポート」(HOSPO)の指定管理者として、4月1日から運営を開始したと発表した。
同社は、北海道大樹町とともに、アジア初の民間企業に開かれた商業宇宙港となるHOSPOの事業を推進。今回、初めて指定管理者制度が導入され、大樹町から既存施設の指定管理者へと同社が選ばれた。
1000mの滑走路や第一格納庫、第二格納庫を使用した航空宇宙実験、イベントを受け入れていくとしている。
HOSPOでの実験で使われた小型ロケット、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の実験機体、インターステラテクノロジズのロケット「MOMO」の模型などを展示するミュージアム「大樹町宇宙交流センターSORA」の運営も担当。観光客や教育旅行、企業視察の受け入れを強化していく。
同社によると、航空宇宙事業者に快適な実験環境を提供することで、研究開発の促進と航空宇宙産業の発展を支えるとともに、同施設を活用した観光振興や教育、航空宇宙人材の育成といった地方創生にも貢献していくとしている。
HOSPOでは滑走路やロケット発射場などを使った実験が多数行われ、国内航空宇宙分野の研究開発進展に貢献。2022年度は、19の企業や団体によるロケット、大気球、ドローン、ヘリコプターなどを用いた実験が45件行われている。
今後、新たなロケット発射場「Launch Complex-1(LC-1)」を整備するとともに(2023年度完成予定)、滑走路の300m延伸(2024年度完成予定)などを進め、実験環境を充実させていくという。