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米空軍、Vardaの再突入カプセルで極超音速素材をテスト
2023.03.24 14:18
宇宙開発スタートアップのVarda Space Industriesの再突入カプセルを、米空軍が極超音速飛行試験プラットフォームとして使用することが明らかになった。
Vardaは無重力状態で製品を作り、地球へと再突入する120kgのカプセルを開発するため、資金を集めている。米空軍はこのカプセルをプラットフォームとして、極超音速での部品や素材の性能をテストすることになる。
今回の契約は、Vardaが製造した医薬品などを地球に持ち帰る再突入カプセルを、将来の極超音速ミサイルや航空機に使用する予定の部品の試験プラットフォームとして使用し、評価することにある。
カリフォルニア州に拠点を置くVardaは地球低軌道の微小重力環境下で、医薬品や光ファイバーなどさまざまな製品を製造する計画だ。最初の実証ミッションはSpace Exploration Technologies Corp(SpaceX)のライドシェア「Transporter 8」で、6月に打ち上げられる予定だ。