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有人月周回ミッション「Artemis II」、ロケットの組み立ては順調–NASAが明かす

2023.03.23 10:08

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は現地時間3月21日、次期月探査ミッション「Artemis II」で利用されるロケットの組み立てが進んでいると明かした。

 Artemisミッションは、月へと人類を再び立たせることを目標としている。2022年には「Artemis I」として、無人の「Orion」宇宙船を月周回軌道へと打ち上げた。2024年11月に実施されるArtemis IIは、有人による月周回ミッションとなる。

 現在、Artemis IIで利用される「Space Launch System(SLS)」ロケットの組み立てはエンジンを除くとほぼ完全に完了している。今後、このコアステージに4基の「RS-25」エンジンが搭載されることになる。

 4月3日には、Artemis IIに参加する3人の米国人と、1人のカナダ人の宇宙飛行士が発表される。2025年頃に予定されている「Artemis III」では、ついに月面へと宇宙飛行士が降り立つこととなる。

(出典:NASA/Michael DeMocker)

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