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SpaceX、スマホに直接つながる衛星インターネット提供を米当局に申請
2022.12.13 16:50
Space Exploration Technologies(SpaceX)は米国時間12月6日、衛星インターネット「Starlink」とスマートフォンを直接通信させるための認可を、連邦通信委員会(FCC)へと申請した。
Starlinkの受信には、通常は小型のパラボラアンテナを利用する。一方で今年発売された「iPhone 14」では衛星と直接通信して救急通報をする機能が搭載されており、SpaceXも同機能に関してアップルと協議したことが伝えられている。
SpaceXの申請書では、すでに打ち上げが認可された第2世代の衛星「Gen2」へと、携帯電話への直接通信のためのペイロードを搭載することを求めている。同社によれば、7500機のGen2のうち3分の1の衛星でも、地球の大部分でスマートフォンとの通信を提供できるとしている。
SpaceXのシニア・レギュラトリー・エンジニアであるKyle Wesson(カイル・ウェッソン)氏によれば、Starlinkのより高い帯域幅のチャンネルを使用した場合、ビームごとに下り最大18.3Mbps、上り最大7.2Mbpsの理論ピーク速度が実現できるとしている。