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JAL、大分県などの宇宙輸送機「Dream Chaser」活用検討プロジェクトに参画

2022.12.13 13:32

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　日本航空（JAL）は、米Sierra Spaceの宇宙輸送機「Dream Chaser」活用を目指し、Sierra Spaceと大分県、兼松の検討プロジェクトに参画した。

　Dream Chaserは、Sierra Spaceが開発中の宇宙往還機。すでに退役したスペースシャトルと同じく、ロケットで打ち上げられて宇宙へ到達した後、大気圏に再突入して地球へ帰還し、自力で地上の滑走路に着陸できる。複数回の再使用が可能で、実験機の飛行ミッションに成功済み。現在、国際宇宙ステーション（ISS）への無人物資輸送ミッションに向けた準備を進めており、有人ミッションの計画もある。

スペースシャトルに似たDream Chaser（出典：JAL、Sierra Space、大分県、兼松）

　Sierra Spaceと大分県、兼松は、大分空港がDream Chaserの着陸地として利用可能か検討中。安全性などのほか、経済波及効果や国内でのDream Chaser事業開発も検討対象だ。JALは、この取り組みに加わり、事業開発と大分空港における運用支援に協力していく。

大分空港が宇宙港になる可能性（出典：JAL、Sierra Space、大分県、兼松）

　大分県は宇宙事業を推進しており、宇宙ビジネス人材の育成や、大分空港からの空中発射方式ロケット用航空機による人工衛星打ち上げに向けた米Virgin Orbitとのプロジェクトに取り組んでいる。

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