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Artemis IのOrion宇宙船、月の動画を初送信

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　米航空宇宙局（NASA）の月探査計画「Artemis I」として打ち上げられた「Orion（オリオン）」宇宙船から、月を撮影した動画が初めて地球へと送信された。

　米国時間11月16日に打ち上げられたArtemis Iでは、大型ロケット「Space Launch System（SLS）」によってOrionを月周回軌道へと投入した。その目的は、将来の有人月探査に向けてのデータ収集にある。SLSは同時に10機のキューブサット（超小型衛星）も投入しており、またOrionの内部には無重力インジケーターとしてスヌーピーの人形も搭載されていた。

　Orionは現在、月まで半分の位置へと飛行している。米国時間11月18日に公開された今回の動画は、Orionの太陽電池パネルの先端に取り付けられたカメラから、撮影したものだ。Orionには合計で24個のカメラが設置されている。

　NASAはOrionのミッションについて、「期待以上の成果を上げている」との声明を出している。

　Orionのミッションは25日間が予定されており、12月11日に地球へと帰還する予定だ。Artemisプログラムでは2回目の「Artemis II」にて有人での月周回飛行を、そして2025年に実施される3回目の「Artemis III」では宇宙飛行士の月面着陸が予定されている。