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中国Space Epoch、独自の再使用型ロケットを開発

2022.11.15 09:40

塚本直樹

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 中国の宇宙開発スタートアップことSpace Epochは、独自の再使用型ロケットを開発している。

 再使用型ロケットといえば、Space Exploration Technologies Corp(SpaceX)の「Falcon 9」が有名だ。さらに同社は、宇宙船とブースターがそれぞれ再使用可能な次世代ロケット「Starship」の開発もすすめている。

 Space Epochが開発するこの再使用ロケットは全長64メートルで、高度1100キロメートルの太陽同期軌道に6.5トンのペイロード投入能力を持つように設計されている。

 Space Epochは再使用ロケットの開発資金を今年8月に調達しており、ステンレス製の燃料タンクの製作を開始している。ロケットにはメタンと液体酸素を燃料とするエンジンが搭載される予定だ。

 中国ではChna RocketGalactic Energyなどさまざまな民間企業が、ロケット開発や打ち上げをすすめている。また先日には、国有企業により運用される次世代大型ロケット「長征9号」の再使用型ロケットの採用が発表された。

(出典:Space Epoch)

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