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NASA、Orion宇宙船を3機追加発注–本格月探査に備え

2022.10.24 16:16

塚本直樹

　米航空宇宙局（NASA）は現地時間10月20日、月探査計画「Artermis」に向けて「Orion宇宙船」を3機発注したことを明かした。発注金額は19億9000万ドル（約3000億円）だ。

　OrionはLockheed Martin（ロッキード・マーティン）が開発した宇宙船で、Artemisの初ミッション「Artemis I」では無人のOrionが打ち上げられる予定だ。Artemisでは2020年代に月とその周辺に持続可能な人類の基地を確立し、2030年後半から2040年代初頭までには火星へと宇宙飛行士を送り込む予定だ。

　今回発注されたOrionは、「Artemis VI (6)」から「Artemis VIII (8)」にて利用される予定だ。同ミッションは2020年代後半から2030年代前半に実施される可能性がある。

　Orionは大型ロケット「Sapce Launch System (SLS)」や、月軌道の宇宙ステーション「Gateway（ゲートウェイ）」とともに、Artemis計画を構成する宇宙船だ。NASAは2019年に3機のOrionを発注しており、今後も6機の発注が可能となっている。

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