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NASA、火星サンプルリターンオービターの隕石シールドに弾丸発射実験

2022.10.19 11:57

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は米国時間10月13日、火星サンプルリターンオービターの隕石シールドに対し、超小型弾丸を発射する実験を実施すると発表した

 今回のテストは、ニューメキシコ州にあるNASAのホワイトサンズ・ミサイル実験施設の遠隔超音速試験所で実施される。これは、探査機が地球に帰還する際に発生するであろう隕石との衝突を想定してのものだ。

 NASAのゴダード宇宙飛行センターでエンジニアをつとめるBruno Sarli氏は、「塵でさえも宇宙船に損傷を与える可能性がある」と語っている。さらに同氏は、「1層の厚い金属ブロックではなく、薄い層を何重にも重ねた方が、シールドをよりよく保護できることを発見した」と述べている。

 NASAと欧州宇宙機関(ESA)が共同で運用する火星サンプルリターンオービターは、NASAの火星探査機「Perseverance(パーセバランス)」が採取した岩石のサンプルを地球に持ち帰る。これにより、火星における生物の痕跡を探すことを目標としている。

(出典:NASA)

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