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SpaceXが52機のStarlink衛星を打ち上げ、ロケットはドローン船に着地
2022.10.07 08:04
宇宙開発企業のSpace Exploration Technologies Corp(SpaceX)は米国時間10月5日、衛星ブロードバンド「Starlink」の衛星を52機打ち上げた。
地球低軌道(LEO)に多数の衛星を打ち上げることで、高速かつ低遅延なインターネットサービスを提供しているStarlink。今年9月には南極大陸でもサービス試験を開始し、地球上の7大陸のすべてでサービス利用が可能になった。またロシアによって侵攻されているウクライナ向けにも、受信機の支援がおこなわれている。
今回の打ち上げは、カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から実施。「Falcon 9」ロケットは打ち上げから約62分後に、Starlinkの衛星を予定軌道へと投入した。
その後、ロケットのブースターはエンジンを再点火をしながら、太平洋へと落下。同地点にて曳航していたドローン船「Of Course I Still Love You」へと無事に着地した。このブースターは、今回を含めて5回の打ち上げを経験している。
今回の打ち上げはSpaceXにとって、2022年で45回目のロケット打ち上げとなった。またSpaceXはこれまで、3400機以上のStarlink衛星を打ち上げている。