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エネルギー産業向けサービスのEnerStar、「Starlink」追加–リアルタイムに通信

2022.10.05 08:00

塚本直樹

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 エネルギー産業向けにサービスを提供するEnerStar Solutionsは米国時間10月3日、Space Exploration Technologies(SpaceX)の衛星ブロードバンドサービス「Starlink」をサービスに追加することで合意したと発表した。

 EnerStarはカナダを拠点とする会社で、北米の作業現場向けに遠隔通信サービスを提供している。これまで同社のサービスは、地上ネットワークや静止衛星によるパートナーシップで提供されてきた。

 Starlinkによるサービスの提供について、EnerStarは「顧客からの高速かつ低遅延接続というニーズに応えることができる。これにより、リアルタイムの採掘要件や現場作業員への通信が可能になる」と伝えている。

 EnerStarによるStarlinkの提供は、米国内の事業として10月7日から提供される予定。カナダにおける展開に必要な承認も、まもなく得られる予定だという。遠隔操作のためのIoT(モノのインターネット)向けとなるStarlink互換のバックエンドネットワークも構築している。

(出典:EnerStar Solutions)
(出典:EnerStar Solutions)

 Starlinkサービスの再販を発表したのは、EnerStarが3社目だ。2022年9月にはクルージング分野のMarlinkが、海上通信向けにStarlinkを提供すると発表。遠隔通信を提供するSpeedcastもStarlinkとの提携を発表している。

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