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NASA、第2次月面着陸船の提案を民間企業に要請

2022.09.21 09:53

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は現地時間9月17日、宇宙飛行士が利用する月着陸船の提案を民間企業に要請した。

 月探査計画「Artemis」の一環としてはすでに、SpaceX(Space Exploration Technologies Corp)の次世代宇宙船「Starship」が選定されている。今回のNASAによる要請は、2機目の着陸船を用意するためのものだ。

 Starshipは2025年以降に実施予定の「Artemis III」にて、月の南極付近に着陸する予定だ。以前より政府関係者は、プログラムに冗長性と弾力性を持たせるために、Artemis用に2機目の有人着陸機を用意することを計画していた。

 NASAは今年の3月31日に宇宙船の募集ドラフトを発表し、今回は最終募集を公開。提案書の提出期限は11月15日が予定されており、契約企業は月面への着陸実証実験を2回(1回は無人飛行、1回は有人飛行)実施することになる。

 なお、先述のSpaceXは今回の募集には応募することはできない。一方で、同社は既存のArtemis IIIだけでなく、今後の有人月探査におけるさらなる関わりを深めていく予定である。

(出典:NASA)

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